絵本の旅人

「読み聞かせ」のための実践レポートです!

2012-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスのおくりもの

『クリスマスのおくりもの』 ジョン バーニンガム 作 長田 弘 訳 ほるぷ出版 1993年 あらすじと感想 クリスマスイブの夜、世界中の子どもたちにプレゼントを配り終えたおじいさんサンタがトナカイたちと家に戻ってきます。みんなもうくたくたです。一頭のト…

ノエルのひみつ

『ノエルのひみつ』 グレゴアール ソロタレフ 作 すえまつ ひみこ 訳 佑学社 1990年 あらすじと感想 冬のある日、ノエルは森で赤い大きな袋と手紙をみつけます。手紙には明日の朝、もう一度ここに来てほしいと書いてあるのです。朝、森へ行ってみると、袋は…

月はどうしてできたか

『月はどうしてできたか』 ジェームズ・リーブズ 文 矢川澄子 訳 エドワード・アーディゾーニ 絵 評論社 1979年刊 *******essay 太陽との絶妙な距離と地球自体の適度な質量、そして海の存在、それらは生命誕生の必要最低限の条件だった。しかし、月と…

んぐまーま

『んぐまーま』谷川俊太郎 文 大竹伸朗 絵クレヨンハウス 2009年 あらすじと感想 谷川俊太郎さんというと『マザーグース』の翻訳や『わらべうた』の編者でも知られています。また、「いるか いるかいるか いないかいるか・・・」や「かっぱかっぱらった かっぱ…

ふしぎふしぎ

『ふしぎふしぎ』 片山 令子 作 長 新太 絵 国土社 1997年 あらすじ 気持ちのいい朝、ミチコはひかりがいっぱいの空とはなしをします。そして空からおいしいひかりをもらいます。そのひかりをびんに入れて歩いていると、キツネがやってきて「それをよこせ」…

かいじゅうたちのいるところ

『かいじゅうたちのいるところ』 モーリス・センダック 作 神宮輝夫 訳 富山房 1975年 あらすじと感想 ある日、いたずらが過ぎたマックスは夕食抜きで寝室に放り込まれてしまいます。すると部屋のなかに木や草が生えてきて、あっという間に森になってしまい…

ピエールとライオン

『ピエールとライオン』 モーリス センダック 作 神宮 輝夫 訳 冨山房 1986年 あらすじと感想 おいしい食事を出そうとしても、町へおでかけしよう誘っても、ピエールはなにを聞かれても「ぼく、しらない!」としかいわない困った男の子。しかられようが、お…

だいくのたこ8さん

『だいくのたこ8さん』内田 麟太郎 文 田中 六大 絵くもん出版 2009年 あらすじと感想 いい腕の大工さん、それも8本も腕を持っているから、心強いですよね。4倍の力を発揮してくれますよ。でも、タコなので腕ではなくて足ですが! カブトムシのだんなが兜(…

おとうさんとさんぽ

『おとうさんとさんぽ』 にしかわおさむ 文・絵 教育画劇 1989年 あらすじと感想 天気のいい日、男の子はおとうさんと森に散歩に出かけます。そこでさまざまな動物たちと出会っていきます。道をとうせんぼする大きな犬、おならを吹きかけようと待ちかまえる…

くろくんとなぞのおばけ

『くろくんとなぞのおばけ』 なかやみわ 作 童心社 2009年 あらすじと感想 絵本のなかで文房具を擬人化するなら、エンピツやコンパスではちょっと固すぎます。定規やハサミじゃあ、夢がない。消しゴムは“消す”という魔法のようなチカラを持つのでストーリー…

なけない ちっちゃい かえる

『なけない ちっちゃい かえる』エクトラ・シエラ作 やまうちかずあき 絵2004年 すずき出版 あらすじと感想 おたまじゃくしから孵(かえ)ったばかりのちいさなかえる。ぴょんぴょん跳びはねてとっても元気ですが、まだできないことがありました。ケロケロケ…

わたしのうみべ

『わたしのうみべ』 長 新太 作 佼成出版社 2002年刊 あらすじと感想 海が目の前に広がっています。朝の海辺です。そこへ瓶や貝が流れ着いてきます。おばけが流れ着きます。傘が立って待っていて天気を聞いたりします。すべり台、怪獣まで流れ着きます。海辺…

ザガズー

『ザガズー』 クエンティン・ブレイク 作 谷川俊太郎 訳 好学社 2002年刊 あらすじと感想とても仲のいいカップルのところにある日、小包が届きます。なかにはなんとかわいい赤ちゃん。ふたりは赤ちゃんをザガズーと名づけ、しあわせいっぱいに過ごします。と…